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植物発酵エキスとは?酵素ドリンクとの関係と、ラベルで確認したいこと

植物発酵エキスとは?酵素ドリンクとの関係とラベルの見方 酵素の基礎知識

酵素ドリンクの原材料名を見ると、「植物発酵エキス」と書かれていることがよくあります。「どんなものなの?」「酵素が入っているという意味?」と思ったことはありませんか。

植物発酵エキスは、野菜や果物、野草などの植物を糖類と一緒に発酵・熟成させて作った液体です。

ただし、法律で決められた用語ではなく、中身や作り方は商品によって異なります。

この記事では、植物発酵エキスの作り方や酵素ドリンクとの関係、ラベルで確認したいことをわかりやすくまとめました。

この記事の3行まとめ

• 植物発酵エキスは、植物を糖類と一緒に発酵・熟成させた液体。多くの酵素ドリンクの主な原材料になっている
• 法律で決められた用語ではなく、「酵素がたくさん入っている」という意味でもない
• 商品を見るときは、名称・原材料名(括弧の中身)・栄養成分表示を確かめる

植物発酵エキスとは?

植物発酵エキスとは、野菜、果物、野草、穀類、海藻などの植物を、糖類と一緒に発酵・熟成させて作った液体のことです。

酵素ドリンクや酵素サプリメントの主な原材料として使われています。

法律で決められた用語ではない

「植物発酵エキス」は、食品表示のルールで中身が決められた言葉ではありません。

そのため、使う植物の種類や数、糖類の種類と量、発酵させる微生物、発酵・熟成の期間は、商品によって大きく異なります。

同じ「植物発酵エキス」でも、中身が同じとは限らないと考えましょう。

「酵素」という言葉との関係

植物発酵エキスを使った飲み物は、一般に「酵素ドリンク」「酵素飲料」と呼ばれています。

ただし、この「酵素」は商品の呼び名として使われている言葉で、酵素がたくさん入っていることを示すものではありません。

また、酵素はたんぱく質でできているため、食品からとった酵素は、体の中でほかのたんぱく質と同じように消化されます。

飲んだ酵素がそのまま体の酵素として働くわけではありません。

あわせて読みたい:酵素ドリンクに含まれる「酵素」とは?体内酵素との違いをわかりやすく解説

植物発酵エキスの作り方

植物発酵エキスができるまでの流れ

※イメージです。市販品は、製造者が管理した条件で作られています。

商品によって違いはありますが、一般的には次のような流れで作られます。

  1. 植物を洗って、切るなどの下処理をする
  2. 砂糖や黒糖、オリゴ糖などの糖類と一緒に容器に仕込む
  3. 乳酸菌や酵母、黴菌などの微生物の働きで発酵させ、熟成させる
  4. 搾ったり、ろ過したりして液体を取り出す

なぜ糖類を使うの?

糖類は、発酵を担う微生物のエネルギー源になります。また、植物の水分や成分を引き出す役割もあります。

一部は発酵の過程で使われますが、完成品にも糖類は残るので、植物発酵エキスには甘みがあり、炭水化物も含まれます。

あわせて読みたい:酵素ドリンクはどうやって作られる?発酵・熟成から完成までの流れを解説

植物発酵エキスと酵素ドリンクの関係

植物発酵エキス(原材料)と酵素ドリンク(飲み物)の関係

※イメージです。市販品は、製造者が管理した条件で作られています。

植物発酵エキスは「原材料」、酵素ドリンクは「それを使った飲み物」と考えるとわかりやすいでしょう。

植物発酵エキスをそのまま詰めた商品もあれば、果汁やほかの成分を加えた商品もあります。

植物発酵エキス酵素ドリンク
どんなもの?植物と糖類を発酵・熟成させた液体植物発酵エキスなどを使った飲み物
ラベルのどこに書かれる?主に原材料名商品名や、商品の説明
法律での定義なしなし

ラベルではどう書かれている?

酵素ドリンクのラベルで確認したい名称・原材料名・栄養成分表示

※架空の商品ラベルの例です。

植物発酵エキスを使った商品かどうかや、どのくらい糖類が使われているかは、ラベルの食品表示からある程度わかります。

ここでは、名称・原材料名・栄養成分表示の見方を紹介します。

名称:どのような食品として売られているか

ラベルの「名称」には、その食品の中身を表す一般的な名前が書かれます。

酵素ドリンクの場合、「清涼飲料水」「植物発酵飲料」「植物エキス発酵飲料」など、商品によって書き方が異なります。

原材料名:括弧の中身を見る

原材料名は、使った量の多い順に書かれます。

植物発酵エキスのようにいくつかの原材料からできたものは、たとえば次のように、括弧の中にその中身が書かれることがあります。

(例)原材料名:植物発酵エキス(糖類(砂糖、黒糖)、よもぎ、りんご、にんじん、……)

この例では、括弧の中の最初に「糖類」があります。括弧の中も量の多い順に書かれるので、糖類が、ほかの1つひとつの植物より多く使われていることがわかります。

「○○種類の植物」という数だけでなく、糖類が何番目にあるかも確かめましょう。

栄養成分表示:「何あたり」の数字かを確かめる

エネルギーや炭水化物の量は、「100gあたり」「1日の目安量あたり」など、商品によって表示の単位が異なります。比べるときは、同じ単位にそろえてから比べましょう。

また、gとmlは同じではないので、「100gあたり」の数字をそのまま「100mlあたり」と読み替えないようにしましょう。

植物発酵エキスのよくある誤解

植物発酵エキスや酵素ドリンクには、「発酵しているから」「種類が多いから」といったイメージが先に立ちやすい面があります。

よくある3つの誤解を整理しました。

「発酵しているから糖分は少ない」?

発酵で糖類の一部は使われますが、完成品にも糖類は残ります。

糖質の量は、栄養成分表示で確かめましょう。

「植物の種類が多いほどよい」?

植物の種類の数だけでは、それぞれをどのくらい使っているかはわかりません。

種類が多いことと、品質や栄養の量は別に考えましょう。

「長く熟成させたほど酵素が多い」?

発酵・熟成の期間だけでは、酵素の量や品質は判断できません。

期間によって変わるのは、主に味や香りです。

あわせて読みたい:発酵と酵素の違いとは?微生物との関係をわかりやすく解説

植物発酵エキスを使った商品を選ぶときの確認点

商品を選ぶときは、宣伝の言葉だけでなく、ラベルの表示を確かめることが大切です。

次の5つを確認しましょう。

・名称・表示:どのような食品か(清涼飲料水など)、機能性表示食品かどうかを確かめる
・原材料名:植物発酵エキスの括弧の中で、糖類が何番目にあるかを見る
・栄養成分表示:1日の目安量あたりのエネルギーと炭水化物を確かめる
・1日の目安量と飲み方:原液で飲むのか、薄めて飲むのかを確かめる
・アレルギー表示:多くの植物を使っているので、食物アレルギーがある方は必ず確認する

糖尿病や血糖値で通院中の方、薬を飲んでいる方は、飲む前に医師や薬剤師に相談しましょう。

あわせて読みたい:中高年の酵素ドリンク比較5選|原材料・糖質・1日量を比較

植物発酵エキスに関するよくある質問

植物発酵エキスについて、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。

Q. 植物発酵エキスと酵素ドリンクは同じものですか?

植物発酵エキスは原材料、酵素ドリンクはそれを使った飲み物です。
植物発酵エキスだけでできている商品もあれば、ほかの原材料を加えた商品もあります。

Q. 植物発酵エキスには酵素が入っていますか?

発酵の過程では微生物の酵素が働きますが、完成品にどれくらい酵素が残っているかは商品によって異なり、ラベルからはわかりません。
また、飲んだ酵素は体の中で消化されるので、そのまま体の酵素として働くわけではありません。

Q. 植物発酵エキスは甘いですか?

糖類を使って作るため、甘みのある商品が多いです。
糖質の量は、栄養成分表示の炭水化物で確かめましょう。

Q. 手作りで作れますか?

家庭で「酵素シロップ」を作る方法も紹介されていますが、家庭では発酵の条件や衛生を管理するのが難しく、市販品と同じものにはなりません。
作る場合は衛生面に十分注意し、以前と違うにおいやカビがあるときは飲まないようにしましょう。

まとめ|植物発酵エキスは「原材料名の括弧の中」まで見よう

植物発酵エキスは、植物を糖類と一緒に発酵・熟成させた液体で、多くの酵素ドリンクの主な原材料です。

  • 法律で決められた用語ではなく、中身は商品によって異なる
  • 「酵素」という呼び名は、酵素がたくさん入っているという意味ではない
  • 商品を見るときは、名称・原材料名の括弧の中・栄養成分表示を確かめる

あわせて読みたい:酵素ドリンクはどうやって作られる?発酵・熟成から完成までの流れを解説
あわせて読みたい:中高年の酵素ドリンク比較5選|原材料・糖質・1日量を比較

参考情報

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