PR

腸活に発酵食品がいい理由とは?おすすめの種類・食べ方・選び方を40代向けにやさしく解説

納豆やヨーグルト、味噌汁などの発酵食品を食事に取り入れる女性 腸活と発酵食品

「腸活には発酵食品がいい」とよく聞きますが、実際にはこんな疑問が浮かびませんか。

  • ヨーグルト、納豆、味噌……結局どれを食べればいいの?
  • 1日にどのくらい食べればいいの?
  • 味噌や漬物は塩分が気になるけれど、大丈夫?

この記事では、発酵食品が腸活にいい理由を、研究でわかっていることも交えてやさしく解説します。

そのうえで、食品ごとの特徴、毎日の取り入れ方の目安、塩分や薬など40代から気をつけたい点まで、まとめて紹介します。

3行でわかるこの記事の結論

• 発酵食品は、菌そのものや発酵で生まれた成分を、毎日の食事から手軽に取り入れられるのが良さです。
• 1種類をたくさんより、いろいろな種類を少しずつ、食物繊維と一緒に食べるのがおすすめです。
• 40代からは、味噌や漬物の塩分と、加糖ヨーグルトなどの糖分に気をつけましょう。

発酵食品が腸活にいいといわれる理由

ヨーグルトや納豆、味噌、漬物と発酵に関わる微生物のイメージ

腸活とは、食事や運動、睡眠などの習慣を整えて、腸内環境を健やかに保つ取り組みのことです。

私たちの腸にはたくさんの細菌がすんでいて、そのバランスは毎日の食事の影響を受けます。

あわせて読みたい:腸内環境とは?腸内細菌との関係をわかりやすく解説

発酵食品が腸活にいいといわれる理由は、大きく3つあります。

理由1:乳酸菌などの菌そのものを摂れる

ヨーグルトやぬか漬け、納豆などには、乳酸菌やビフィズス菌、納豆菌などが含まれています。

ただし、食べた菌の多くは、腸にずっと住みつくわけではありません。しばらく腸を通って、やがて体の外に出ていきます。

また、胃酸などで途中で死んでしまう菌もあります。死んだ菌についても、腸内の細菌のエサになるなど、役立つ可能性が研究されています。

菌は腸に住みつきにくいため、一度にたくさんより、毎日少しずつ続けることが大切です。

理由2:発酵で生まれた成分も摂れる

発酵のあいだに、微生物は原料を分解して、うま味や酸味、ビタミンなどを生み出します。

たとえば納豆は、ゆで大豆よりビタミンKやビタミンB2が多く含まれます。

こうした成分は、加熱して菌が死んでも残ります。味噌汁のように加熱して食べる発酵食品にも、良さはあるのです。

あわせて読みたい:発酵と酵素の違いとは?

理由3:いつもの食事に取り入れやすい

味噌汁、納豆ごはん、漬物など、日本の食卓にはもともと発酵食品がたくさんあります。

特別な食品を買わなくても、スーパーで手に入るもので始められるのも、大きな良さです。

研究でわかっていること

発酵食品と腸内細菌の関係については、興味深い研究があります。

アメリカのスタンフォード大学が2021年に発表した研究では、健康な大人36人を「発酵食品を増やすグループ」と「食物繊維を増やすグループ」に分けて10週間調べました。

グループ 主に食べたもの 結果
発酵食品を増やす ヨーグルト、ケフィア、キムチ、発酵野菜など 腸内細菌の種類が増え、血液中の炎症に関わるたんぱく質19種類が減った
食物繊維を増やす 豆類、全粒穀物、野菜、果物、ナッツなど 腸内細菌の種類は、平均すると変わらなかった

発酵食品の量が多い人ほど、腸内細菌の種類の増え方が大きかったとも報告されています。

ただし、これは少人数・短期間の研究です。食べているものも日本人とは違うため、同じ結果が誰にでも当てはまるとはかぎりません。

また、食物繊維が腸にとって大切なことは、多くの研究で示されています。「発酵食品か、食物繊維か」ではなく、両方を組み合わせるのが現実的です。

発酵食品とプロバイオティクスは同じ?

よく似た言葉に「プロバイオティクス」があります。これは、健康への役立ちが確かめられた生きた微生物のことです。

発酵食品のすべてがプロバイオティクスに当たるわけではありません。詳しくは次の記事で解説しています。

あわせて読みたい:プロバイオティクスとプレバイオティクスの違い

腸活に取り入れたい発酵食品と選び方

腸活に取り入れやすいヨーグルト、納豆、味噌、発酵漬物、チーズ、甘酒

身近な発酵食品の特徴と、選ぶときのポイントをまとめました。

「どれが一番いい」というものはないので、好みや続けやすさで選んでかまいません。

発酵食品 主な菌 腸活のポイント 選ぶときのポイント
ヨーグルト 乳酸菌、ビフィズス菌 生きた菌をそのまま食べられる 無糖タイプを基本に。菌の名前や表示も確認
納豆 納豆菌 大豆由来の食物繊維も一緒に摂れる 添付のたれは塩分があるので、少なめに使う
味噌 麹菌、酵母、乳酸菌 具だくさんにすると食物繊維も摂れる 塩分が多いので、汁の量を控えめに
ぬか漬け 乳酸菌、酵母 野菜と一緒に乳酸菌を摂れる 塩分が多いので、小皿で少し
キムチ 乳酸菌 野菜と一緒に乳酸菌を摂れる 発酵させたものか、原材料を確認
チーズ 乳酸菌など たんぱく質やカルシウムも摂れる 生きた菌を求めるならナチュラルチーズ。塩分と脂質に注意
甘酒(米麹) 麹菌 米麹由来の成分を摂れる 糖質が多いので少量に。酒粕の甘酒はアルコールを含む

ヨーグルトは「無糖」と「菌の表示」で選ぶ

加糖タイプのヨーグルトや乳酸菌飲料には、思った以上に砂糖が入っているものもあります。

毎日食べるなら、無糖タイプに果物を添えるのがおすすめです。

さらに、パッケージに「特定保健用食品(トクホ)」や「機能性表示食品」の表示がある商品は、菌の種類や期待される働きが書かれているので、選ぶときの目安になります。

ただし、表示があるからといって、誰にでも同じように合うとはかぎりません。

漬物・キムチは「発酵させたものか」を確認

漬物には、乳酸菌で発酵させたものと、調味液に漬けただけのものがあります。

市販の浅漬けは、発酵させていないものが多くあります。キムチにも、調味液で味をつけたタイプがあります。

乳酸菌を摂りたい場合は、「発酵」や「乳酸菌」の表示、原材料を確認しましょう。

しっかり酸味があるぬか漬けや古漬けは、発酵が進んだものです。

チーズは「ナチュラル」と「プロセス」で違う

カマンベールやチェダーなどのナチュラルチーズには、生きた乳酸菌が含まれています。

一方、スライスチーズなどのプロセスチーズは、詰めるときに加熱するため、菌は生きていません。

どちらも塩分と脂質があるので、量は控えめにしましょ

腸活に生かす発酵食品の食べ方

ヨーグルトとバナナ、納豆とオクラ、具だくさんみそ汁の組み合わせ

食物繊維と一緒に食べる

腸内細菌は、食物繊維をエサにして働きます。発酵食品だけでなく、野菜や海藻、きのこ、豆などを一緒に食べると、腸活の幅が広がります。

発酵食品組み合わせの例
ヨーグルトバナナ、キウイフルーツ、オートミール
納豆オクラ、めかぶ、もずく、しらす干しと大根おろし
味噌汁わかめ、きのこ、ごぼう、油揚げなどの具だくさん
ぬか漬け・キムチ雑穀ごはんや麦ごはん

発酵食品は「菌を入れる」、食物繊維は「菌を育てる」と考えるとわかりやすいです。

食物繊維を急に増やすと、おなかが張ったりガスが出やすくなったりすることがあります。少しずつ増やし、水分も一緒に摂りましょう。

あわせて読みたい:腸活と食物繊維の関係とは?40代・50代のための食品選びと取り入れ方
あわせて読みたい:発酵性食物繊維とは?腸内細菌との関係や身近な食品をわかりやすく解説

1日の量の目安

発酵食品について、国が定めた「1日にこれだけ」という基準はありません。

そこでこの記事では、無理なく続けられる目安として、次のような取り入れ方をおすすめします。

1日に2〜3種類を、1食分ずつ

  • ヨーグルト:1パック(100g前後)
  • 納豆:1パック
  • 味噌汁:1杯
  • 漬物・キムチ:小皿に少し

たとえば「朝にヨーグルト、夜に納豆と味噌汁」のように、いつもの食事に少しずつ入れるイメージです。

多ければ多いほどいいわけではなく、食べすぎると塩分や糖分、エネルギーが増えてしまいます。

毎日続けて、体の変化を見る

食べた菌は腸に住みつきにくいため、時々たくさん食べるより、毎日少しずつのほうが向いています。

食べる時間帯に決まりはありません。朝食のついで、夜の味噌汁など、続けやすいタイミングでかまいません。

新しい発酵食品を試すときは、まず2週間ほど続けて、便通やおなかの張りなどをメモしてみると、自分に合うかどうか判断しやすくなります。

一度にいくつも始めると、どれが合っているのかわからなくなるので、1つずつ試すのがコツです。

※「2週間」は体の様子を見るための目安です。効果が出るまでの期間を約束するものではありません。

40代から気をつけたい注意点

体によさそうな発酵食品でも、40代からは気をつけたい点があります。

味噌・漬物の塩分

食事摂取基準(2025年版)では、食塩の目標量を成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満としています。

味噌汁1杯の塩分は約2gが目安です。味噌汁と漬物を毎食食べていると、それだけで目標量に近づいてしまいます。

塩分を抑えるコツ

  • 味噌汁は具だくさんにして、汁の量を減らす
  • だしをきかせて、味噌の量を控える
  • 漬物は小皿で少し。毎食ではなく1日1回に
  • 納豆のたれは半分にし、ネギやからしで風味を足す

ヨーグルト・乳酸菌飲料・甘酒の糖分

加糖ヨーグルトや乳酸菌飲料、甘酒は、糖分が多いものがあります。

体重や血糖値が気になる方は、栄養成分表示の「炭水化物」や「糖質」を確認し、無糖タイプや少量を選びましょう。

チーズは脂質やエネルギーもあるので、食べすぎに注意です。

納豆と薬の飲み合わせ

血液を固まりにくくする薬(ワルファリン)を飲んでいる方は、納豆に多いビタミンKが薬の効きを弱めるため、納豆を控えるように指示されることがあります。

治療中の方は、発酵食品を増やす前に医師や薬剤師に相談してください。

体質や持病に合わせる

  • 牛乳でおなかがゆるくなりやすい方は、ヨーグルトは少量から試すか、納豆や味噌などほかの発酵食品を選ぶ
  • 大豆や乳のアレルギーがある方は、原材料を必ず確認する
  • 高血圧や腎臓病などで食事制限がある方は、医師の指示を優先する

こんなときは食事より先に受診を

便秘や下痢が長く続く、血便が出た、腹痛がある、理由のわからない体重減少がある。

こうしたときは、発酵食品で様子を見るのではなく、医療機関を受診しましょう。

また、国は40歳以上の方に、年1回の大腸がん検診(便潜血検査)を勧めています。腸活とあわせて、検診も忘れずに受けましょう。

1日の取り入れ方の例

納豆、チーズ、具だくさんみそ汁を毎日の献立に取り入れた食事例

いつもの食事に、発酵食品と食物繊維を少しずつ加えた例です。全部を真似する必要はありません。できそうなものを1つ選んで試してみましょう。

食事 発酵食品 一緒に食べたいもの
朝食 無糖ヨーグルト バナナやキウイフルーツをのせる
昼食 お弁当や外食なら無理に入れなくてOK 野菜や海藻の小鉢を足す
夕食 納豆、具だくさんの味噌汁 雑穀ごはん、きのこや根菜の味噌汁
間食 必要なときだけ。甘酒なら少量 素焼きナッツや果物

この例でも、発酵食品は1日3種類になります。毎食入れなくても、1日のどこかで少しずつ摂れば十分です。

塩分や糖分は、1食や1日だけで考えず、数日の食事全体で調整すれば大丈夫です。

外食で塩分が多かった日は、夜の味噌汁をお休みして納豆やヨーグルトにするなど、柔軟に入れ替えましょう。

腸内環境は、食事だけでなく、水分、運動、睡眠の影響も受けます。発酵食品は、そうした生活習慣の一部として取り入れていきましょう。

あわせて読みたい:40代腸活

腸活と発酵食品に関するよくある質問

Q. 腸活に一番いい発酵食品はどれですか?

これが一番、というものはありません。
食品によって含まれる菌や栄養が違うため、いろいろな種類を少しずつ食べるのがおすすめです。好きで続けやすいものから始めましょう。

Q. 加熱した味噌汁や納豆でも意味はありますか?

あります。加熱すると菌の多くは死んでしまいますが、発酵で生まれたうま味や栄養は残ります。
味噌汁の具からは食物繊維も摂れます。死んだ菌についても、腸内細菌のエサになるなどの可能性が研究されています。

Q. 発酵食品だけで便秘は治りますか?

発酵食品だけで解決するとはかぎりません。
便秘には、食物繊維や水分の不足、運動不足、薬の影響、病気など、さまざまな原因があります。長く続く場合や、急に便通が変わった場合は、医療機関に相談しましょう。

Q. ヨーグルトが苦手です。ほかに何を食べればいいですか?

納豆、味噌、ぬか漬け、キムチなど、乳製品以外にも発酵食品はたくさんあります。味や体質に合うものを選んでください。

Q. 酵素ドリンクも発酵食品として腸活に役立ちますか?

酵素ドリンクは、製品によって作り方も中身も大きく違います。
糖分が多いものもあるので、まずはいつもの食事で発酵食品や食物繊維を摂ることを基本にしましょう。

あわせて読みたい:腸活に酵素ドリンクは必要?中高年が知っておきたい選び方と3商品

まとめ|発酵食品を食事の一部として腸活に取り入れよう

発酵食品や食物繊維を含むバランスのよい和食と水、ウォーキングシューズ
  • 発酵食品は、菌そのものや発酵で生まれた成分を、毎日の食事から手軽に摂れるのが良さです。
  • 食べた菌は腸に住みつきにくいので、毎日少しずつ続けることが大切です。
  • 1日に2〜3種類を1食分ずつ、食物繊維と一緒に食べるのがおすすめです。
  • ヨーグルトは無糖を基本に、漬物・キムチは発酵させたものかを確認しましょう。
  • 40代からは、塩分・糖分・薬との飲み合わせに気をつけましょう。

まずは「朝のヨーグルト」や「夜の具だくさん味噌汁」など、1つから始めてみてください。

参考情報

資料使った箇所
Wastyk HC, et al. Gut-microbiota-targeted diets modulate human immune status. Cell. 2021発酵食品を増やした食事の研究
Stanford Medicine(2021年7月の発表)同上(対象人数・期間・結果の要約)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」食塩の目標量
マルコメ「みそ汁1杯の塩分量」(よくあるご質問)味噌汁1杯の塩分(約2g)
文部科学省「食品成分データベース」納豆とゆで大豆のビタミンK・B2
厚生労働省「がん検診」40歳以上・年1回の大腸がん検診
免責文
本記事は、公的機関・学会などの信頼できる資料をもとに作成しています。
一般的な情報の提供を目的としており、医師の診断や治療に代わるものではありません。
気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。(詳しくは「運営者情報・編集方針」をご覧ください)
腸活と発酵食品
シェアする